2009年10月8日木曜日

なぞなぞ(JR系):どうして台風でJRだけが「運休」や「運転見合わせ」が多いのでしょうか?

NHKによると、今日の台風18号で、私鉄に較べ際だってJRの運休が多かったという:
NHK首都圏ニュース: "首都圏の鉄道は、台風が接近した午前8時前後から、JRがほとんどの路線で運転できなくなり、山手線が最高で4時間、京葉線が7時間、中央・総武線の各駅停車が6時間にわたって運転を見合わせました。

この影響で、あわせて2657本が運休し、296万人に影響が出ました。

JRによりますと、影響が出た乗客の数としては、過去最大規模だということです。"

6700人が線路を歩かされたというのだからすごい。これは全国の台風被害(暴風の最中に屋根に上がり落っこちて死んでしまわれたお年寄りなど)のなかでも、圧倒的に大きい国民経済的な損失ではなかったか。でも私鉄は平常通りに運行しているところがほとんどだった。なぜJRだけが運休? NHKはその謎に迫ってくれた:

要は、JRでは数年前の山形県の風による事故以来、風速がある一定程度(25メートル)を越えると自動的に電車を停止させる設備を導入し、風速計を首都圏180個所に設置したが、今回そのシステムが「作動」したので自動的に「運休」したとのこと。

「いや〜、さすがはJRですな〜。人命の安全を第一に考えている! なんせニッポンでは人命は地球より重いのだから当たり前のこと。エライ、エライ」

と、思うのは少数派じゃないか? とりわけ線路を歩かされた6700人の乗客はそんな風には考えなかったと思う。しょせん、今はやりの「安全、安全」を第一に考えておけば、おいらの責任は免れるという「JR的な事なかれ主義」体質の現れでしかないのではないか。これこそ進歩的というなら、私鉄は、儲け主義で、人命軽視をしているとでもいうのか?

わがニッポンでは「安全」と「安心」が最優先らしい。鳩ぽっぽ君の政策を見てもわかる。でも、たかがあの程度の風で都市機能が麻痺してしまうようなニッポンのインフラ整備状況は、まだまだ後進国並みではないか。クマ道路なんかにお金を回すのは止めて、少々の台風でもビクともしない都市インフラをぜひ整備して貰いたいものである。さもないと「クマ道路」をつくるお金すらニッポンは稼げなくなるのである。

17 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

風に対する安全を軽視していた結果,あの羽越線の事故が起きたのではないですか?

匿名 さんのコメント...

運休ではなく、速度制限するようにすれば良かったのでは?

突発的な竜巻はどうしようも無いかもしれませんが。

匿名 さんのコメント...

私は昨日の武蔵野線の被害者ですが、
閉じ込められず駅で降りられただけマシだったようです。
満員電車に4時間閉じ込められた人から話を聞いたのですが、少なくともその車内から6人は救急車で搬送されたそうです。
なんで徐行してでも次、または手前の駅まで行かなかったのか?
もっと早く誘導できなかったのか?
そこまでやってこその安全対策だと思います。
JRはいつもトラブル時の対処に問題があると思います。

匿名 さんのコメント...

報道管制が引かれているようでマスコミは取り上げませんが、JR(旧国鉄)の線路幅は、狭軌と呼ばれる規格で線路幅が1067ミリです。
私鉄や一部の地下鉄は国際標準の広軌と呼ばれる規格で線路幅が1435ミリです。
JRでは新幹線だけが広軌の1435ミリです。
素人でも解るとおり、車輪の幅が約1mと1.4mでは安定性が全く異なります。
JRの狭軌は、軽自動車の車輪に大型バスを乗せているようなもので、風やカーブで転倒しやすい方式です。
今回の台風18号によるJRの大規模運休は、単に強風の影響ではなく、JRが狭軌方式を採用しているのが本当の理由です。
過去の鉄道事故でも、風やカーブで脱線転覆したのはJR(旧国鉄)が圧倒的に多いです。広軌方式の私鉄は転覆しません。
狭軌は、昔、植民地などに低コストで鉄道を敷設するために採用された簡易な鉄道規格です。
経済大国が、国土の大部分を狭軌方式の鉄道を張り巡らした例は日本以外にありません。
狭軌方式の鉄道で時速80Km以上は危険であるという研究結果を旧JRの鉄道研究所が発表しています。
JR福知山線事故は、広軌方式を採用して、新幹線と同じ性能と安全性を持つ関西の私鉄に、JR西日本が貧弱な狭軌方式の列車で速度競争を挑んだのが原因です。
残念ながら、この事実は、事故報告書でもマスコミ報道でも一切触れられていません。
時速80Km前後で走るJRの通勤電車、特急電車は、常に走る棺桶であることを国民は知る必要があります。
鉄道を利用するときは、広軌方式を採用している私鉄や地下鉄に乗りましょう。

匿名 さんのコメント...


日本には広軌の鉄道はありません

中途半端な知識で書くと恥ずかしいよ

標準軌が正解

よって上のコメントは信用できない

匿名 さんのコメント...

で、事故が起こったら JR を叩くと。

Unknown さんのコメント...

事故は起こるモノです。絶対安全なんてモノはこの世に存在しない。外に出ないで家で寝ていても事故は起こる。だから事故があってもまじめに仕事をしている限りJRを批判しません。ヒステリックに当事者や役所を攻撃する風潮の方がおかしいと思う。「絶対に事故は許されない」「安全のためであればどんな犠牲でも払わねばならない」という昨今のニッポンの風潮こそ異常。

お役人は非能率で時間ばっかりかかるお役所仕事が正当化されるし、またぞろ新しい規制を作る口実が出来たといって大喜びらしいけど。

daigan さんのコメント...

対案なき批判が今のJRの方針を生んでいるのだと思います。
それでは朝日新聞と変わらないのではないでしょうか。

せめて、問題点を指摘するのであれば、状況を問題視するのではなく、原因を問題視していただけないでしょうか?

Unknown さんのコメント...

もしJRの狭軌が問題の本質だとすれば、大都市圏(特に山手線)だけでも狭軌を広軌(せめて私鉄なみの標準軌)におきかえるべきです。そのためのスペースは十分JRは確保済。山手線だけなら大したお金もかからない。でも、公共事業は「イナカへのお金のばらまき手段」であるという「共通認識」があるから、こんなことを考える人はいない。さらに「安全、安全」を絶好の口実に働かない人たちがたくさん増えてきたから、JR運休でみんな大満足。ニッポンの国際競争力は、ますます低下する一途。やがて、いままでのバラマキ公共投資と地方交付金と安全神話のお題目で食っていた人たちも、原資がなくなる以上、食えなくなるのです。

Unknown さんのコメント...

とにかく、競争原則が成立しない以上、みんな「事なかれ主義」に陥りますね。これは当たり前の人間心理。自分の組織が絶対に大丈夫だとすればみんな自分たちへの配分の極大化だけのために動くことになります。

普通の民間企業のサラリーマンでも同じことをやりたいのでしょうが、残念ながら競争が存在するので不可能。ところが、お役人とか独占寡占企業では別の話で、かれらは「構成員」の福祉の極大化だけを目的に動く組織であることができるのです。

みんながそんな組織を目指すことは出来ない。民間企業がそれを目指せば隣の国に負けてしまう。でも「公的企業」はそんなことはお構いなし。彼らの地位は、下々の「労働者」ではなく公務員に近い特権を与えられた「身分」であるから。これこそ問題の本質。

Unknown さんのコメント...

山手線を広軌に改造しても、車両の幅が今と同じであれば、新たな用地買収は必要ないですね。何でやらないのだろう? 

きっと「日本全国、みんな同じ規格でないとダメ。みんな一緒に仲良く貧しく楽しく」というJR的教条主義のおかげでしょうね。

匿名 さんのコメント...

>「絶対に事故は許されない」「安全のためであればどんな犠牲でも払わねばならない」という昨今のニッポンの風潮こそ異常。

おっしゃるとおりです。散人さんにはどんどん日本が抱える問題を批判してもらいたい。メディア問題もお願いします。

匿名 さんのコメント...

>>日本には広軌の鉄道はありません

この投稿のような上げ足取り感心しません。

昔から近鉄内では、国鉄や南海を狭軌、自分のところを広軌と呼んでいました。Wikiにも少し触れられていますが、呼称はマチマチだったようですね。
伊勢湾台風で近鉄の線路をズタズタに引き裂かれたときに、佐伯氏が狭軌から広軌に変えたことは有名です。どのブログでも「広軌」と書いています。

匿名 さんのコメント...

「日本には広軌の鉄道はありません」さんへ
元のコメントを投稿した本人です。
私のコメントの趣旨は、JRが狭軌方式の在来線のまま、よくある強風で転覆する危険を抱えながら営業を続けていることを一般の方に知らることでした。
一般の方は、鉄道には、新幹線と在来線の2種類しかなく、その違いは料金と営業運転速度だけと理解しています。
中国へ旅行された方は、「中国では新幹線と在来線が同じ線路を走ってる・・・」と一様の驚きます。
一般の方は、在来線が「標準」であると理解しています。
このような状況ですので、「標準軌」という誤解しやすい表現をあえて避けて、コメント文の少ない文字数の中で理解しやすいように「広軌」「狭軌」と表現しました。
鉄道の軌道規格「ゲージ」については一通り説明すると本1冊分のボリュームになります。私のゲージに関する全ての知識をこのコメント欄で披露するのは目的ではありません。
日本国内では、狭軌方式が事実上の標準ですので、日本国内ではの狭軌方式を「標準軌」と呼称したことも一部にあります。
また、「標準軌」と「広軌」、その他、馬車鉄道に由来する「中間軌」をまとめて「広軌」と呼称する場合も日本では少なくないです。
営業運転は行っていませんが、「標準軌」をはるかに超える「広軌」の特殊な線路は、巨大な産業資材を運搬する為に工場内などに存在します。

JRと一部の私鉄などが在来線を狭軌のまま運用したり、狭軌の線路を新設するのはそろそろ限界と思います。
植民地用の狭軌の線路を走る本来の列車の姿は、鉄道博物館に展示してある、おもちゃのように小さな蒸気機関車と客車です。
通勤電車や特急電車のような大型車両を、たった1m幅の車輪で時速80Km~120Kmで運転するのは、誰が見ても危険行為です。

明治時代、大正時代、昭和初期に度々、狭軌方式の限界や問題点が指摘されて、広軌(標準軌)に改軌する計画が持ち上がりましたが、資金、政治、軍事の問題で立ち消えになっています。

21世紀を向かえ、今こそ、安全性を担保して、輸送能力を向上するために、在来線を順次「広軌」に変更する必要があります。
ある日を境に全面的に「広軌」(標準軌)へ移行するのは不可能ですので、部分的に順次移行する方法になります。
技術的には、狭軌と広軌の線路を3線方式で混在して両方の車両を混在で運用する方法があります。
また、特殊な台車を採用することで、車輪の間隔を自動調整して、狭軌と広軌の両方の線路に乗り入れ可能な車両を投入する方法もあります。

世界各国で温暖化対策として鉄道が見直される中、日本でも在来線を広軌(標準軌)へ変更を推進するために、一時的に税金を投入しても国民の合意を得られるのではないでしょうか。

狭い国土の日本中にダム、空港、高速道路、港湾を税金で作るより、安全な広軌(標準軌)へ変更の方が、税金の使い道として適していると思います。
私は、狭軌の危険性と問題点を各マスコミへ何度も寄稿しましたが、巨大広告スポンサーであるJRに対するネガティブ情報と理解され報道されませんでした。
「日本には広軌の鉄道はありません」さんは、幅広い知識をお持ちと思います。是非、色々な場所で「標準軌」の重要性を発言されてください。

匿名 さんのコメント...

じゃあ初めからそう書けよめんどくせぇ奴

匿名 さんのコメント...

あげ足取るのやめたら?

匿名 さんのコメント...

簡単だよ

すぐマスコミとか自称識者とか情弱が何も調べずにぶっ叩くから
『じゃあ、めんどくせーから止めれば叩きもなくなっていいし…』

そーいうことだよ愚か者君